SDGsSDGsへの取り組み
北海道マラソン2024では、国際社会が取り組んでいる持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、以下の取り組みを推進していきます。
北海道大学構内の落葉でできた腐葉土で野菜を収穫
北海道マラソン組織委員会は北海道大学サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門と連携して、「きたみてガーデンSDGs農園(以下、SDGs農園)」プロジェクトを開始しました。
北海道大学総合博物館の中庭に設置したSDGs農園は、北海道大学札幌キャンパスで回収され、腐葉土化していた落葉を利活用しており、北海道大学の教職員、北海道マラソン事務局および学生を主体とした北海道大学総合博物館のボランティアグループ「きたみてガーデン」が造成および管理を行うほか、食育の機会提供の場として保育園児が栽培体験を行っています。
ここで収穫した野菜は、8月24日(土)に開催するカーボローディングパーティーのメニューのほか、北海道大学総合博物館の「ミュージアムカフェぽらす」で使用する予定です。
本プロジェクトを通じて、コースの一部として使用している北海道大学の持続可能性について、参加するランナーの皆様と一緒に考えていきます。
カーボローディングパーティーはこちら
企画:北海道大学サステイナビリティ推進機構、北海道マラソン事務局
協力:きたみてガーデン、ミュージアムカフェぽらす、北海道大学総合博物館、北海道大学施設部、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター札幌研究林・生物生産研究農場
北海道大学札幌キャンパスの木材(ハルニレ等)を再利用、動物パネルを制作
2023年に新調した折り返しモニュメントについて、2024年は「北海道大学」の跨道橋(北7条西10丁目)撤去工事に際してやむを得ず伐採された木(ハルニレ等)を再利用し、北海道にちなんだ動物のパネルを制作、折り返しモニュメントの上に乗せます。
どんな動物が良いか今大会にエントリーされたランナーの皆様にアンケートを取り、動物8種類の中から選んでもらった結果、約1,250件の回答があり、最も票を集めた「エゾシカ」のパネルに決定しました。
「エゾシカ」の動物パネルは大会前々日と前日のEXPO(大通公園西7丁目)に展示し、大会当日は新川通の折り返しモニュメントの上に乗せますので、ぜひ現物をご覧いただき、EXPO会場で大会参加の記念として写真を撮ってください。
企画:北海道大学サステイナビリティ推進機構、北海道マラソン組織委員会
協力:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター札幌研究林
北海道産木材を使った、コース上に設置する折り返し地点のモニュメント制作
森林や里山の維持管理のためには「間伐」がとても重要です。
しかし間伐材は形が良くないものも多く、木材チップやおが屑材など、価値が低い原材料として消費されることが多くあります。
前回、老朽化していた折り返し地点のモニュメントを北海道産木材(間伐材)を使用し、新調しました。森林環境への貢献、マラソン参加者にとっては、現地(北海道)ゆかりのものとなり、いい思い出になる思いを込めました。
大会前々日、前日のEXPO会場でも展示します。大会当日は本大会唯一の折り返し地点に設置しているモニュメントを見ることを1つの目標にしてその先の完走を目指して頑張ってください。
企画協力:北海道大学
素材協力:(株)ハルキ・北海道
制 作:北海道マラソン組織委員会
「運動のきっかけ」を提供
2022大会でフルマラソンの制限時間を5時間から6時間に延長したことで参加しやすくなりました。「北海道マラソン」の完走を目指してトレーニングすることが、健康増進につながります。
誰でも参加できるマラソン大会に
2015大会から「はまなす車いすマラソン」と合同開催、2018大会に「視覚障がい者の部」を設けました。2024大会では「オープンの部」を新設します。順位を競うことを望まない方や性別、年齢による比較枠を望まない方を受け入れる取り組みを行います。
北海道マラソンには約4,000人のボランティアが参加しています。コース上の給水や沿道の自主警備、救護活動など、多くのボランティアの力に支えられています。ランナーだけでなく、ボランティアもまた北海道マラソンの主役なのです。
子どもたちとアスリートが触れ合う機会を創出
世界トップレベルのアスリートを身近に感じてもらうことで、子どもたちのスポーツへの意欲が高まります。親子を対象とした1kmのショートレース「ウイニングラン」を開催。子どもたちが未来に向かって駆け出します。
環境に配慮した車両を競技に使用
大会運営に必要な車両の一部に、日産のEVとe-POWER車を使用。CO2排出量を削減するとともに、テレビやコース沿道で観戦する人に環境保護を考えてもらうきっかけをつくります。
北海道沼田町の雪を使ってランナーをサポート
25km地点付近の前田森林公園内にサポートエリアを開設します。給食や給水に加えて、アイシングに使用できる雪を提供します。氷を製造するのではなく、沼田町で夏の冷房用等に貯蔵している天然の雪を供給し、環境にやさしい大会を目指します。
印刷物の削減・紙資源の節約
今年の北海道マラソンは、WEBやメール、スマートフォンアプリなどの活用により、紙資源の使用量を抑えます。また、給水に使う紙コップはこれまで同様リサイクルし、貴重な資源を無駄にしません。環境にやさしいマラソン大会を目指します。
参加賞はサステナブルで地球環境にやさしいTシャツ
回収した古着と繊維工場由来のポリエステル繊維(糸くず)を化学的に分解して原料に循環させた再生ポリエステル素材を使ったTシャツが、参加記念品(オン・ジャパン提供)です。スポーツシーンだけでなく普段使いにも適した着心地の良い素材を使用します。
受付袋も環境に配慮した素材を採用
大会前々日、前日のアスリートビブスをお渡しする際に配付するランナー受付袋は、100%植物由来の海水中でも生分解されるカネカ提供の「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」で作られています。
参加料の一部を寄付、地域の盛り上げ
参加料の一部をチャリティーとして北海道交通遺児の会、能登半島地震復興義援金、北海道新聞野生生物基金などへ寄付します。
企業、大学、ボランティアなど、さまざまなパートナーと連携し、マラソンを通して北海道を盛り上げていきます。